はじめに
仕事や家事が終わり、ようやく自分の時間になったと思ったら、なんとなくスマートフォンを見ているうちに寝る時間になっていた。
そんな夜を過ごすことはありませんか。
夜時間を充実させるために、予定をたくさん詰め込む必要はありません。
大切なのは、「余った時間を自由時間にする」のではなく、「やりたいことのために時間を残しておく」ことです。
夜時間は「余った時間」になりやすい
一日の中でも、夜は予定が曖昧になりやすい時間です。
朝は出かける時間が決まっていて、日中には仕事や学校、家事などがあります。
ところが、それらが終わった後の時間は「自由時間」としてひとまとめにされがちです。
すると、少し休憩するつもりでスマートフォンを見たり、なんとなく動画を見たりしているうちに時間が過ぎていきます。
問題は、スマートフォンや動画を見ることではありません。
自分で選んだという感覚がないまま、夜が終わってしまうことです。
夜を充実させたいなら、何時間自由時間があるかより、その時間を何に使いたいのかを先に決めることがポイントになります。
夜に「やりたいこと」を一つだけ決める
夜時間を充実させようとして、読書、運動、勉強、趣味などをすべて取り入れる必要はありません。
むしろ予定を増やしすぎると、自由時間まで「やらなければならないこと」に変わってしまいます。
そこで、その日の夜にやりたいことを一つだけ決めてみます。
本を20ページ読む。
見たかった映画を一本見る。
好きな音楽を聴く。
趣味を30分楽しむ。
何もせず、ゆっくりお茶を飲む。
内容は何でも構いません。
ポイントは、「有意義なことをする」ではなく、「今日はこれをして過ごしたい」と自分で選ぶことです。
一つ決まっているだけでも、なんとなく過ごす時間を減らしやすくなります。
「やるべきこと」と「やりたいこと」の境界を作る
夜に自分の時間が取れない理由の一つが、家事や翌日の準備などに終わりがないことです。
「あれもやっておこう」「これも今日のうちに」と考えていると、自由時間はどんどん後ろへずれていきます。
そこで、「夜○時になったら今日の用事は終わり」と区切りを作る方法があります。
すべてを完璧に終わらせるのではなく、急がないものは翌日へ回す。
仕事用のパソコンを閉じる。
家事が一段落したら照明を少し変える。
好きな飲み物を用意する。
こうした小さな行動を、「ここからは自分の時間」という合図にします。
夜時間を作るには、自由時間を増やすことだけでなく、「今日やることをどこで終えるか」を決めることも大切です。
夜の楽しみを始めやすい状態にしておく
自由時間になってから「何をしよう」と考えると、そのまま手軽な行動を選びやすくなります。
そこで、夜に楽しみたいことをすぐ始められる状態にしておきます。
読書をしたいなら、本をソファの近くに置いておく。
趣味を楽しみたいなら、必要な道具をすぐ取り出せる場所にまとめておく。
映画を見たいなら、見たい作品をあらかじめ決めておく。
少し散歩したいなら、帰宅後すぐ使える場所に靴や上着を用意しておく。
大切なのは、「やりたい」と思ってから始めるまでの手間を減らすことです。
夜は一日の終わりなので、疲れている日もあります。
だからこそ、意志の強さに頼るより、自然に始められる環境を作っておくほうが取り入れやすくなります。
夜時間は「何かを頑張る時間」でなくてもいい
夜を充実させるというと、勉強したり運動したり、何か有意義なことをしなければならないように感じるかもしれません。
しかし、充実した夜の過ごし方は人によって違います。
趣味に夢中になる夜があってもいい。
好きな作品を見る夜があってもいい。
何もせず、ゆっくり過ごす夜があってもいい。
重要なのは、夜の時間をどれだけ効率的に使ったかではありません。
「今日はこう過ごしたかった」と思える時間になったかどうかです。
夜時間まで生産性だけで評価してしまうと、せっかくの自由時間が新しい予定で埋まってしまいます。
まとめ
夜時間をもっと充実させるために、自由時間へたくさんの予定を詰め込む必要はありません。
まずは、その日の夜にやりたいことを一つ決める。
そして、やるべきことを終える時間を決め、やりたいことをすぐ始められる状態にしておく。
夜時間を充実させるポイントは、時間を増やすことより、自分で使い方を決めることです。
「余ったら好きなことをしよう」ではなく、「好きなことをする時間を少し残しておこう」。
その考え方だけでも、何となく終わっていた夜を、自分のための時間へ変えやすくなります。
