はじめに
休日になると、
「今日は何をしよう」
と考えているうちに時間が過ぎてしまうことがあります。
気づけば昼になっている。
なんとなくスマートフォンを見続ける。
やりたかったことを思い出した頃には夕方になっている。
そして一日の終わりに、「せっかくの休日だったのに」と感じてしまう。
そんな休日を減らす方法の一つが、自分だけの休日ルーティンを作っておくことです。
といっても、朝から夜まで細かく予定を決める必要はありません。
休日ルーティンとは、休日を管理するためのスケジュールではなく、自分が心地よく過ごすための小さな習慣です。
休日ルーティンは予定表とは違う
ルーティンというと、
7時に起きる。
8時に朝食を食べる。
9時に運動する。
10時に掃除する。
というような、決められたスケジュールを想像するかもしれません。
しかし、休日まで時間に追われるようになると、かえって窮屈になってしまいます。
休日ルーティンで決めたいのは、細かな時間ではありません。
例えば、
朝は好きな飲み物をゆっくり飲む。
一度は外へ出る。
少しだけ部屋を整える。
夜はゆっくりお風呂に入る。
といった大まかな習慣です。
「何時に何をするか」ではなく、「休日にはこれをすると心地いい」という行動を持っておくと考えてみましょう。
まずは理想の休日を考えてみる
自分だけの休日ルーティンを作るなら、最初に「どんな休日を過ごしたいのか」を考えてみます。
ゆっくり休みたい。
外へ出て気分転換したい。
趣味の時間を作りたい。
部屋を整えたい。
友人や家族と過ごしたい。
一人の時間を楽しみたい。
休日に求めているものは、人によって違います。
例えば、平日に人と接する時間が多いなら、一人で静かに過ごす休日が心地よいかもしれません。
反対に、平日は家にいることが多いなら、休日は外へ出たくなることもあります。
一般的な「理想の休日」を真似するのではなく、自分が休みの日に何を取り戻したいのかから考えることが大切です。
朝に一つだけ楽しみを作る
休日の始まりに、小さな楽しみを一つ決めておくと一日を始めやすくなります。
好きなコーヒーを淹れる。
少し時間をかけて朝食を作る。
近所を散歩する。
音楽を聴く。
読みかけの本を読む。
平日の朝にはなかなかできないことを、休日の朝に取り入れてみます。
大きな予定である必要はありません。
「休日の朝になったらこれをする」という楽しみが一つあるだけでも、何となくスマートフォンを見ながら午前中が終わるのを防ぎやすくなります。
「整える時間」を少しだけ作る
休日には、生活を整える時間も少しだけ入れておくと、その後の一週間がラクになります。
部屋を片付ける。
洗濯をする。
財布やバッグの中を整理する。
冷蔵庫を確認する。
翌週の予定を見る。
ただし、休日を家事だけで終わらせる必要はありません。
「午前中は全部掃除する」と大きく考えるより、15分だけ部屋を整えるなど、小さく区切ってみましょう。
休日にすべてを完璧にするのではなく、来週の自分が少しラクになる程度に整えておくくらいでも十分です。
外へ出るきっかけを一つ持っておく
予定のない休日は、一度家にいるとなかなか外へ出なくなることがあります。
それが心地よいなら問題ありません。
しかし、「少し外へ出ればよかった」と感じることが多いなら、外出する小さなきっかけを作っておきましょう。
コーヒーを買いに行く。
近所を散歩する。
公園へ行く。
本屋へ行く。
食材を買いに行く。
目的は何でも構いません。
遠くへ出かけなくても、外の空気を感じて少し歩くだけで、家にいる時間との区切りが生まれます。
そこから気分が乗れば、そのまま少し遠くまで歩いてみてもいいでしょう。
趣味の時間を「空いたらやる」にしない
休日に趣味を楽しみたいと思っていても、
「時間が余ったらやろう」
と考えていると、意外とその時間はやってきません。
家事をする。
スマートフォンを見る。
買い物へ行く。
少し休憩する。
そうしているうちに夕方になってしまいます。
本を読みたいなら、朝食のあとに読む。
映画を見たいなら、夕方から見る。
写真が好きなら、散歩するときに撮る。
このように、厳密な予定ではなくても、趣味を楽しむタイミングを大まかに決めておきます。
自分が楽しみにしていることほど、余った時間ではなく、先に時間を残しておくことがポイントです。
何もしない時間もルーティンに入れる
休日ルーティンを作ると、つい一日を充実させるために予定を増やしたくなります。
しかし、休日には何もしない時間も必要です。
ソファでぼんやりする。
昼寝をする。
音楽を聴く。
ベランダや窓辺で飲み物を飲む。
何も決めずに散歩する。
こうした時間も、立派な休日の過ごし方です。
むしろ最初から「何もしなくていい時間」を残しておけば、休んでいるときに「何かしなければ」と焦りにくくなります。
余白まで含めて休日のルーティンを考えると、予定に追われない一日を作りやすくなります。
休日の終わり方を決めておく
休日の満足感は、日中の過ごし方だけでなく、夜の過ごし方でも変わります。
翌日が仕事や学校なら、夜になって急に現実へ戻ったような気持ちになることもあります。
そこで、休日の最後にも小さな習慣を作ってみましょう。
ゆっくりお風呂に入る。
翌日の服を準備する。
バッグの中身を確認する。
部屋を5分だけ整える。
好きな音楽を聴く。
少し早めにスマートフォンを置く。
「休日が終わってしまう」と考えるのではなく、次の一週間へゆっくり切り替える時間を作ります。
翌朝の準備まで少し済ませておけば、休み明けの慌ただしさも減らせます。
毎週同じ休日にしなくてもいい
ルーティンを作ったからといって、毎週同じように過ごす必要はありません。
旅行へ行く休日。
友人と会う休日。
一日中家で過ごす休日。
思いつきで出かける休日。
何もしない休日。
いろいろな休日があって構いません。
ルーティンは守らなければならないルールではなく、「今日はどう過ごそう」と迷ったときに戻れる基本形です。
予定がある日は崩していい。
疲れている日は何もしなくてもいい。
そのくらい柔らかく考えたほうが、自分の生活になじみやすくなります。
自分に合う休日ルーティンは少しずつ作る
最初から理想の休日ルーティンを完成させる必要はありません。
まずは、
朝に好きな飲み物を飲む。
15分だけ部屋を整える。
一度外へ出る。
夜に翌日の準備をする。
など、一つか二つから始めてみます。
続けていると、
「朝は予定を入れないほうが好き」
「午後に外へ出ると気分がいい」
「日曜の夜に少し片付けると月曜がラク」
と、自分に合った過ごし方が分かってきます。
その感覚をもとに少しずつ変えていけば、誰かの理想ではない、自分だけの休日の形ができていきます。
まとめ
自分だけの休日ルーティンを作るために、一日を細かく計画する必要はありません。
朝に小さな楽しみを作る。
少しだけ生活を整える。
外へ出るきっかけを持つ。
趣味の時間を残しておく。
何もしない時間も作る。
そして、夜になったらゆっくり次の日へ切り替える。
大切なのは、休日を効率よく使い切ることではありません。
「こう過ごすと、自分は心地いい」と思える休日の基本形を見つけること。
予定のある日も、何もしない日も楽しみながら、自分が自然と戻りたくなる休日ルーティンを少しずつ作ってみましょう。
