はじめに
仕事やフォーマルな場面などで履くことの多い革靴。
お気に入りの一足があると、つい毎日のように履きたくなるかもしれません。
しかし、革靴をできるだけ良い状態で長く使いたいなら、同じ一足を連日履き続けるよりも、適度に休ませながら履くことが大切です。
では、革靴は週に何回くらい履くのがよいのでしょうか。
この記事では、革靴を履く頻度の考え方や、複数の革靴をローテーションする方法、履いた後にしておきたい基本的なお手入れについて紹介します。
革靴は週に何回くらい履く?
革靴を長く使うことを考えるなら、同じ一足を毎日連続して履くのではなく、履いた後に休ませる日を作るのが基本です。
例えば、仕事で週5日革靴を履く場合でも、
月曜日:A
火曜日:B
水曜日:A
木曜日:B
金曜日:A
といったように、複数の革靴を交互に履けば、一足を連日使うことを避けられます。
必ず「週○回まで」と決まっているわけではありません。
革靴の種類や使用時間、汗のかき方、季節などによって状態は変わるため、単純な回数よりも、履いた革靴を休ませる時間を確保できているかを意識するとよいでしょう。
なぜ毎日同じ革靴を履かないほうがいい?
革靴を履いていると、足から出る汗や湿気が靴の内部にたまります。
見た目には濡れていなくても、一日履いた革靴の中には湿気が残っていることがあります。
その状態で翌日も履けば、十分に乾燥する時間を確保できません。
また、革靴は歩くたびに曲がり、履きジワができます。
一日履いた靴を休ませることは、湿気を逃がすだけでなく、靴の形を整える時間を作ることにもつながります。
だからこそ、
履く → 休ませる → また履く
というサイクルを作ることが、革靴と付き合っていくうえで大切になります。
何足あればローテーションできる?
毎日のように革靴を履く人なら、まずは2足以上あるとローテーションしやすくなります。
2足あれば、
A → B → A → B
と交互に履けるため、同じ靴を連日履かずに済みます。
もう少し余裕を持たせたいなら、3足でローテーションする方法もあります。
例えば、
月曜日:A
火曜日:B
水曜日:C
木曜日:A
金曜日:B
という履き方です。
一足あたりの使用頻度が下がり、休ませる時間も長く取れるようになります。
ただし、革靴を長持ちさせるためだけに、必要以上にたくさん所有する必要はありません。
革靴を履く日が週に1〜2日程度なら、一足でも十分な場合があります。
自分が一週間に何日革靴を履くのかを基準に、必要な足数を考えるとよいでしょう。
週1〜2回しか履かないなら?
休日や特別な場面だけ革靴を履く人なら、複数の革靴を用意しなくても問題ない場合があります。
例えば土曜日に革靴を履いて、次に履くのが翌週の土曜日なら、その間に十分な時間があります。
この場合はローテーションよりも、
履いた後に汚れを落とす。
湿気を逃がす。
適切な場所で保管する。
といった基本的な扱い方を意識するほうが重要でしょう。
「革靴なら必ず複数足必要」と考えるのではなく、自分の使用頻度に合わせることがポイントです。
雨で濡れた革靴はしっかり休ませる
通常より長めに休ませたいのが、雨などで濡れた革靴です。
雨の日に履いた革靴は、表面だけでなく内部まで湿っていることがあります。
濡れた状態の革靴を翌日も履くのは避け、十分に乾燥させましょう。
ただし、早く乾かしたいからといって、ドライヤーなどで強い熱を直接当てるのは避けたいところです。
水分を拭き取り、風通しのよい場所でゆっくり乾かします。
雨の日が続く時期に革靴を頻繁に使う人は、ローテーションできる靴があると余裕を持って乾燥させやすくなります。
履いた後にブラッシングする
革靴は履くたびに、表面へホコリや細かな汚れが付着します。
そのまま保管するのではなく、帰宅後に軽くブラッシングする習慣を作っておくと、お手入れがしやすくなります。
毎回本格的にクリームを塗る必要はありません。
日常的なお手入れなら、まずは表面についたホコリや汚れを落とすことから始めます。
玄関の近くなど、すぐ手に取れる場所にブラシを置いておくと続けやすいでしょう。
靴クリームは毎回使わなくていい
革靴のお手入れというと、履くたびに靴クリームを使ったほうがよいと思うかもしれません。
しかし、毎回クリームを塗る必要はありません。
普段はブラッシングを中心にして、革の状態を見ながら定期的にクリームを使います。
乾燥している。
ツヤがなくなってきた。
汚れが目立ってきた。
こうした変化を確認しながら手入れするほうが分かりやすいでしょう。
お手入れの頻度も「○回履いたら必ず」と固定するより、革の状態を見ながら調整することが大切です。
革靴を長く履くなら「回数」より「休ませ方」
革靴の使用頻度を考えるとき、
「週に何回までなら履いていいのか」
という数字が気になるかもしれません。
しかし、より意識したいのは、
一足をどのくらい休ませながら使っているか
ということです。
週5日革靴を履く人でも、複数足をローテーションすれば一足あたりの負担を分散できます。
一方で、週1回程度しか履かないなら、一足でも十分に休ませる時間を確保できます。
自分の生活に合わせて無理のないローテーションを作ってみましょう。
まとめ
革靴には、「一週間に○回まで」という絶対的な使用回数があるわけではありません。
大切なのは、同じ一足を連日履き続けることを避け、履いた後に休ませる時間を作ることです。
仕事などで週5日革靴を履くなら、2〜3足を用意してローテーションすると、一足ごとに休ませる時間を確保しやすくなります。
一方、週1〜2回程度しか履かないのであれば、無理に複数足をそろえる必要はないでしょう。
そして、革靴を脱いだ後は軽くブラッシングをする。
必要に応じてシューツリーを使う。
濡れたときは十分に乾燥させる。
革の状態を見ながら定期的に手入れする。
こうした小さな習慣も大切です。
革靴を長く使うために重要なのは、できるだけ履かないことではありません。
履いた後にきちんと休ませ、状態を見ながら付き合っていくこと。
お気に入りの革靴だからこそ、毎日履き続けるのではなく、適度に休ませながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
