はじめに
クローゼットを開けば、服はたくさんある。
それなのに出かける前になると、「着る服がない」と感じてしまうことはありませんか。
そんなとき、「もっと服を買えば解決する」と考えたくなるかもしれません。
しかし、着る服がないと感じる原因は、必ずしも服の数が足りないことではありません。
持っている服と、今の自分の生活や好みが合っていないことが原因になっている場合があります。
「持っている服」と「実際に着る服」は違う
クローゼットに入っている服のすべてが、普段の選択肢になっているとは限りません。
たとえば、
- サイズや着心地が気になって着なくなった服
- 合わせ方が分からない服
- 特定の場面でしか着ない服
- 昔は好きだったけれど今は選ばない服
- 似たような役割の服
などが増えていることがあります。
30着持っていても、実際によく着る服が10着なら、日常ではその10着を中心に選んでいることになります。
大切なのは、持っている服の数ではなく、今の自分が選びたい服がどのくらいあるかです。
今の生活に合っていない服が多い
服を買ったときと現在では、生活が変わっていることがあります。
仕事、学校、休日の過ごし方、よく行く場所などが変われば、必要になる服も変わります。
以前はきれいめな服を着る機会が多かったけれど、現在はカジュアルな服を着ることが増えた。
反対に、以前より人と会ったり外出したりする機会が増えた。
このような変化があってもワードローブが以前のままだと、服の数は十分でも実際の生活で使いやすい服は少なくなります。
「何を持っているか」だけではなく、普段どんな場面で服を必要としているかを確認してみることが大切です。
単体では好きでも組み合わせにくい
一着ずつ見ると気に入っているのに、コーディネートを考えると着る服がない。
この場合は、服同士の組み合わせに原因があるかもしれません。
トップスは多いけれど合わせやすいボトムスが少ないなど、ワードローブの中で偏りが生まれていることがあります。
服を買うときに一着だけを見ていると、この状態になりやすくなります。
新しい服を選ぶときは、
「この服が好きか」
だけではなく、
「持っている服とどう組み合わせられるか」
まで考えてみると、実際に着る機会をイメージしやすくなります。
好みが変わっていることに気づいていない
以前はよく着ていた服なのに、最近はなんとなく手に取らない。
それは、自分の好みが少しずつ変わっているサインかもしれません。
好きな色やシルエット、求める着心地などは、時間とともに変わることがあります。
まだ着られる服だからと残していても、今の自分が選びたいとは限りません。
最近よく着ている服を並べて、
「なぜこの服は選びやすいのだろう」
と考えてみると、現在の好みが見えてきます。
選択肢が多すぎて選びにくくなっている
服が多ければ、必ず選びやすくなるわけでもありません。
あまり着ない服まで同じ場所に並んでいると、毎朝多くの選択肢から服を探すことになります。
そこで一度、最近よく着る服を中心に確認してみましょう。
手放すかどうかをすぐ決める必要はありません。
まずは「よく着る」「ときどき着る」「ほとんど着ない」と分けるだけでも、普段使っているワードローブが見えやすくなります。
新しい服を買う前に確認したいこと
「着る服がない」と感じたときこそ、すぐに買い足す前にクローゼットを確認するタイミングです。
最近よく着ている服は何か。
着なくなった服にはどんな理由があるのか。
普段の生活で足りない服は本当にあるのか。
ここを整理すると、「服が足りない」のではなく、「合わせやすいボトムスが少ない」「仕事で使える服が足りない」など、必要なものが具体的になります。
そのうえで買い足せば、同じような服をなんとなく増やすことも避けやすくなります。
まとめ
クローゼットに服があるのに着る服がないと感じるのは、単純に服の数が少ないからとは限りません。
今の生活に合っていない、組み合わせにくい、好みが変わった、選択肢が多すぎるなど、さまざまな理由があります。
だからこそ、新しい服を増やす前に、「今の自分が実際に着たい服はどれだろう」と考えてみることが大切です。
クローゼットを今の生活と好みに合わせていくことで、服の数を増やさなくても、毎日の服選びは少しずつシンプルになっていきます。
